争覇の章まであと10日ですね。
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先日久々にテストサーバーへ行きました。
懐かしい装備に身を包んだ46の陰陽。
特化もなく、身分も中老で。
お気に入りの黒染め小直衣に、垪和さまの弓を持っていました。
小田原の城には殿はいませんでしたが、ただ桜だけがそのままでした。
物知り爺に話し掛けるとあっという間にLv55に。
目録もあっという間に皆伝で、付与済みの装備までもらえました。
いつかは本サーバーもこんなお手軽になる日が来るのでしょうか。
新規参入を促すためにとか…。
隠れ里はあれはあれで楽しかったけど、そういうのはちょっと寂しい。
はじめた頃はとにかくお金が無くて、暇さえあれば採集していました。
機織と採集場を何度も往復してたっけ。
いつのまにか倉庫に貯まっていた蚕まゆ殼を売りに出したら、
対話が殺到して頭がパンクしそうになったこともありました。
「ちりめん帯で使うから置いておけばいいのに」って言ってくれた人がいたけど、
まだ作れなかったし、覚えるまでにまた貯まるからいいかな~。
相場よりかなり安く売ってしまったようだけど、キニシナイ。
その売上で初めて、生足じゃない服を買いました。
当時のわたしにとっては6貫なんて大金で、
買おうかどうしようか売り子さんの前を何度も行ったり来たりしてました(笑)。
いつも真っ先に死んでしまって、みんなに迷惑をかけていたから
少しでも防御の高い服がほしかったんですね。
15くらいになった頃、機織で生産していたら
Lv一桁のかわいい陰陽さんに採集場所を聞かれたことがありました。
昔の自分を見るようでうれしくなってあちこち連れ回して、
少しの間一緒に採集したりしたっけ。
まさかそのかわいい陰陽さんが今では小田原を牛耳ってるあの方になるとは><
いつも死に掛けるわたしを見かねて、
当時まだ出回ってなかった付与石を無料で服につけてくれた姉御巫女さん。
属性丸をそっと持たせてくれた薬師のおねぃさま。
風属性の高い菩薩を作ってくれたお兄さま。
どスケベだったけど、見かけたら「手を振る」でログを埋め尽くしてくれた某侍さん。
思い出したら止まらなくなって
夢中で、始めた当時の日記を読み返した。
久々に読み返してみる昔の日記は、
今より感情的で感傷的でちょっと恥ずかしい。
それでも言葉の端々から感じられる、眩しいまでの愛情。
もちろん今でもこの世界は大好きだけど、
あの頃のような熱い想いはもう綴れないかもしれない。
あの頃のような熱い想いはもう抱けないかもしれない。
ただ綴っていただけの日記を人目に晒すことにしたのは、
何も言わずこの世界を去った人たちが何処かでコレを目にして
また信長をやりたいと感じてくれたらいいなあと思ったからでした。
だから綴るにあたりひとつだけ、自分に約束事を課した。
「楽しいコトだけ書き残そう」
もちろん毎日は楽しいことばかりじゃなくて。
なんでもない日常のほうが多かったけど、そんな日もまた楽しかった。
腹立たしい日や、憤る日ももちろんあった。
悲しくて泣いた日も、無力感にうちひしがれる日もあった。
それでも書くことは尽きず、楽しいことは無限にあるのだと思った。
ところが最近は、書いては消し、また書いては消し、
upせずテキストとして保存するだけの日が増えてきました。
もういいかなって。自分のためのメモに戻ってもいいかなって。
だけどまだ終わりにしたくは無くて、
先日このスペースの契約更新をした。
覚えていますか?
初めて100貫貯めた日のことを。
一生懸命貯めたお金で、初めて高い買い物をした日のことを。
初めての知人が引退して、涙で画面がぼやけた日のことを。
戦場で流した涙、散った命。
どうしようもない無力感で胸が痛かったあの日のことを。
新しい章が始まる前に、
どうしても昔を振り返る必要があったのかもしれない。
時々、前に進むのが重くなるから。
そんな時は足をちょっとだけ止めて、後ろを見てみる。
振り返ってみた後ろは、眩しくて、でもあたたかい光に満ちていて、
やさしくそっと背中を押してくれた。
今後は会えなくなった人のためにではなく、
自分のために綴っていこうと思います。
内容はどうあれ、やはりわたしは綴ることが好きみたい。
でも。
楽しいことがあれば人目に晒し、
悲しいことや苦しい想いはそっと胸の中に。
これだけはきっと変わらない。
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